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07 2010

Spridget

068.jpgカニ目」というのは日本だけの通称で、米国は「Bug eye(虫の目)」英国では「Frog eye(カエルの目)」と呼ばれてます。
オースチン・ヒーレー・スプライトMk-lは、58年5月のデビューから僅か3年で49,000台/セールスのヒットモデルとなりますが、小型スポーツカーマーケットに色気を出したBMCは、MGブランドでも双子車の生産を決定したのです。

こうして1961年から、スプライト(AH)とミジェット(MG)の合同シリーズ「スプリジェット」として定着していきます。

62年10月より948ccから1098ccへパワーUPし、64年3月/共にスプライトMK-lllミジェットMK-llへバトンタッチするのです。再び66年3月/マイナーチェンジしたスプリジェットは、クーパーS用/ディチューン版の1275ccになり、69年には区別のポイントとなっていたグリルも共通化しました。70年代に入り名称使用契約が切れたヒーレーの名は外され「オースチン・スプライト」になりますが、71年7月には生産中止となりその後のラインナップはミジェットのみになるのです。
74年/得意先アメリカでの安全基準に合わせた「5マイル・バンパー」を装着し、スピットファィアのエンジンを載せモデルチェンジした「MGミジェット1500」は、年々変更を強いられ別物に変わってしまいます。更に76~77年/排ガス規制等でトドメを刺され、79年11月/ついにライトウエイト・スポーツの醍醐味を与えてくれたスプリジェットは、20年に渡る生産を終える事になるのです。

90年代半ばに、カニ目(ヒーレー・スーパースプライト)が一時期・リプロダクション(再生産)されてますが、昔ながらの形で新車が手に入る状況は、タイムスリップ気分でとても贅沢な気がするのです。
Rosso Oct.2000/NEKO PUBLISHING CO.,LTD.