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10 2010

JP-SPORTS

あのボンド・カーにもなった名車「TOYOTA 2000GT」が、デビューしたのは1967年の事である。(※007は二度死ぬ/2000GT・コンバーチブル仕様)同じ60年代には、様々なメーカーの魅力的な国産モデルが誕生しています。
今回は駆け足ですが、その一部をチョイスして振り返ってみましょう。
ミュージカル「マイ・フェアレディ」に由来された「ダットサン・フェアレディ」は輸出専用で、SPL212/213を経て62年10月に「SP310」がデビューするのです。SP/SRシリーズは1500(SP310)・1600(SP311)・2000(SR311)の3タイプがあり、先代のモデルがごく少量の生産販売に留まったのに対し、2台目のSP/SRシリーズは大成功をもたらした。

062-2.jpgその一方で、63年/高性能エンジンを積んだホンダ・スポーツ「S500」がデリバリーを開始。64年1月には「S600」がデビユーし、その一年後には「S800」と目紛しいサイクルで進化していく。S600からクーペもバリエーションに加わり、66年にはそれ迄のチェーン駆動?シャフト駆動へ変更され、S800リジットとなります。
同じ頃、大衆車パブリカをベースに造られたトヨタ・スポーツ800も、65年4月にデビューしている。

こちらは前期型・後期型に分けられ、ポイントとしてはグリル形状とオーバーライダーやライセンスランプ・シート・エンブレム等の細部が変更されました。そして、日本初のロータリー・エンジン搭載車「コスモ・スポーツ」も67年5月/市販され注目の的となります。ロータリーエンジンのイメージリーダーで手作り部品も多く、当時で148万円という高価格でした。

いつも通りに慌ただしくなりましたが、この頃の国産車は紹介出来なかったモノを含めて魅力的なモデルが溢れていました。丁寧にレストレーションされ未だに現役で走る姿を目撃しますが、現在のニュー・モデルは50年先にどれだけ残っているのだろうか?
Rosso Sep.2000/NEKO PUBLISHING CO.,LTD.