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Scrap Shot

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23 2012

Stance

144.jpg今回で5回目となる「浜名湖2&4スワップ・ミート」に参加して、改めて感じた事があります。これは自分の目指す方向性の話なのですが、ちょうど勤労感謝の日なのでメモしてみた位の単純な自己確認で、興味の無い方は開かずスルーでお願いします(笑)
解り易く言えば小洒落た画廊等を貸し切り、オープニングレセプションを行って展示される作品をアートと仮定すると、もっと敷居が低く気楽に見られる掲示板に貼付けたフライヤーの様な作風は、真逆のポジションに該当すると考えてますし、普段描いているイラストを「アート」と思った事は一度もありません。

それは勿論、様々なアート・ジャンルの作品を否定する意味ではなく、そちら側に踏み込むつもりなら最初から作品に対する志や辿り着く着地点が全く違うと思うからです。

そもそもピンナップとは、お気に入りのイラストや写真をピンで留める所から始まるお手軽さで、言い変えれば三ツ星レストランの豪華メニューではなく、B級グルメなテキ屋の味で喜ばれたいというカンジでしょうか?
どちらも美味しく比べる対象ではありませんが、カジュアルで気取らないイメージがある後者の方が馴染み易いのは漫画を描いていた過去から常々感じていた事で、もともとメジャーな王道ではなくローカルな脇道を好んで選ぶ性分なのでしょう。

……なので今更ながら、青空の中テントを張ったブースで展示即売する「露天商イラストレーター」というのが、この先表現するスタイルは変わっても自分なりの根本的スタンスなのだと思いました。