POOL

083_1.jpgそもそもポケット・ビリヤードを「POOL-プール-」と呼ぶのは、落とした的球をそのまま溜める(POOL)コトから由来している。その他では、ポケットの無いテーブルを使用して的球へ当てた点数で競う「キャロム」や、同じポケット競技ですがテーブル表面積が1.5倍近くあり、しかも手球が一回り小さい「スヌーカー」があり、使用テーブルの形状によりカテゴリーが分別されます。
(※米国でビリヤードと言えばキャロムを指すことが多い為、お馴染みのポケットについてはプールという呼称が一般的)

抜粋画像は、2002年に描いた短編「POOL (KINGDOM/少年画報社)」からのワンシーンですが、当初の動機は私的趣味でもあるキュー・スポーツの面白さを、何とか多くの方に伝えたく思った次第でした。粗筋としては、いじめられっ子だったハーフ娘(JPNxPHL)が与えられたノルマ(課題)を克服しながら成長し、場末のプールバーから競技世界へと羽ばたいて行くサクセス・ストーリーです。

083_2.jpgなかなかリアルでも………日本人プレイヤーが大きなトーナメントで勝てず悔しい思いをしてるので、フィリピン・台湾勢といった海外プレイヤーが活躍する現状を打破していく姿が、撞球ファンとしては作り話でも見たい訳です。
ボコボコ潰れる球屋と同じく厳しい出版業界の冷え込みと、需要が少ない為にお蔵入りになってますが、いつか機会が訪れたら描き切りたいテーマなのでした。